火災保険で本当に必要な補償とは?!個人賠償責任?!類焼損害補償?!
こんにちは、きのこちゃんです。
マイホームを購入するための必須条件、火災保険。


住宅購入手続きでは書かなければいけない書類が沢山!
めんどくさくなるのも分かりますが、自分たちの今後の暮らしのためにも、しっかり保険内容を確認することが必要です。

尚、物件探し中の方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
関連記事:家を買う前に要チェック!住宅の選びのポイント大公開
関連記事:住宅ローン審査の団信は健康診断の結果も記載する必要があるのか?!
- これから住宅購入をする予定の人
- 火災保険の条件の選び方を簡単に知りたい人
- よその家がどのような火災保険に入っているか知りたい、比較したい人
- 火災保険の更新日が近づいている人
我が家の状況について
火災保険を受けるには物件の状況や、家族構成によっても異なってくるかと思うので、参考にしてもらうにあたり、我が家の状況を紹介します。
- 築年数: 築22年
- 立地: 住宅街
- 物件: 木造2階戸建て
- 住宅ローン: 35年
- 家族構成:妻、夫、娘(1歳)
火災保険を契約する際は必要な条件を吟味しよう
火災保険に加入していて火災が発生した際、重大な過失がない限り原則保険金は支払われます。
でも、これはあくまで火災だけ、その他の災害には備えられません。
そこで火災保険に入る際は、火災以外の災害でも保険金が支払われるようなプランがあります。
保険会社によって金額やプランは多少異なるので【火災保険の窓口】などの比較サイトでチェックしてみましょう。



火災以外で設定できる条件もきちんと確認しよう
火災以外の部分の保証として用意されている条件は、だいたいどこの保険会社でも以下のような形です。
- 水災 :河川の氾濫による浸水など
- 風災・雹災・雪災 :強風で飛ばされてきたものによる破損
- 破損・汚染・盗難 :泥棒被害など
- 不足的かつ突発的な事故 :掃除中に誤ってドアを壊すなど

保険会社が作成した見積にはすべて含まれていましたが、我が家は水災はプランから除外しました。
我が家の立地が丘の上で近くに、崖や反乱が予想される大きな川、海がないためです。
対象物件の周りでどんな災害が起こる可能性があるか、事前にハザードマップで確認することが大事です。
ハザードマップ等は不動産屋などに問い合わせればもらえる場合があります。

その他のオプションも必要かよく考えよう
上記の基本プランの他にも特約がつけられます。
銀行や不動産屋が提案してくる見積では、これらが入っていたり抜けてたりするので、きちんと見積もりを確認するのが大事です。
銀行や不動産屋もプランの提案をしてきますが、もし時間があれば、あらかじめ【火災保険の窓口】などの比較サイトで、保険会社ごとに比較しておくことをお勧めします。

類焼損害補償特約には入るべき?
類焼損害とは、自分の家の火事の火が近隣の家に燃え移り、隣の家を焼失させてしまうことです。
火災保険は自分の家のための保険金はおりますが、燃やしてしまった他の家の保険金まではおりません。



そうなんです。
実は日本は法律で火事を出して他家に損害を与えても、賠償責任は負わなくてよいことになっています。
基本的にはどの家も火災保険に入っていると考えると、あまり出番のない保証のような気がしています。
ただ、万が一重過失で他人の家も燃やしてしまった場合で、相手方が火災保険に加入していなかった場合は個人賠償責任保証で補うことができます。

という訳で、我が家は類焼損害補償特約はつけませんでした。
個人賠償責任補償特約はつけるべき
個人賠償責任補償特約は、基本は特約の形で火災保険や自動車保険、傷害保険に付帯します。
火災保険で加入しておくと、もちろん支払いは火災保険と同じで10年(もしくは5年)一括払いになり、保険料は月100円程度です。

しかも、家族全員に保証が付きます。例えば、、、
- 夫が立食パーティーで食事をこぼし、他人のドレスを汚してしまった。
- 子供がキャッチボールをしていて、他人の家の窓ガラスを割ってしまった。
- 愛犬が子供にかみついてケガをさせてしまった。などなど。
最近一番怖いのが自転車の事件です。
中学生が自転車でお年寄りにぶつかり、重傷を負わせてしまい裁判で1億円の損害賠償を命じられたなどの事例もあります。

という訳で、我が家は個人賠償責任補償特約を付けました。
尚、こちらの特約を付ける際は「示談交渉サービス」がついているかを確認することも重要です。
他人をケガさせてしまった場合などは、本人同士でなく、第三者に仲介に入ってもらった方が手続きがスムーズに進むはずです。
家財保証特約
家財補償特約とは、火災などの該当の災害によって失った家財の分の金額を保証してくれる特約です。
家財保証特約は他の特約に比べて値段が高かったので、つけるか迷いました。

夫の一言でつけることにしました。
ただ、金額の設定がなかなか難しいもの。
保険会社の見積もりは保険金3,000万円で、保険料約28,000円になっていました。

ここは各家庭の考え方それぞれですが、保証料で支払われる金額は全て新価額になります。
焼失する前に持っていた家財の価格ではなく、焼失した家財を現在買ったらいくらになるか?の新しい価格で保証してくれます。
金額を決めるにあたり、今現在家の中にある家財の値段の合計をざっくり出してみたところ、500万円もいきませんでした(笑)
ただ、子供が大きくなっていろいろ必要なものが増えること、広い家になって家財も増えることを考慮して、保険金500万円で申請しました。

我が家の火災保険まとめ
保険金額と保険料
保険金額(万円) | 保険料(円) | |
建物 | 1,600 | 120,640 |
建物地震 | 800 | 116,320 |
家財 | 500 | 53,000 |
家財地震 | 250 | 36,350 |
※上記にプラスして事故時諸費用(引っ越し費用など)として、10%支払われます。
財産の保証
火災、落雷、破裂、爆発 | ◯ |
風災、雹、雪風 | ◯ |
水災 | × |
水濡れ、盗難等 | ◯ |
破損、汚損 | ◯ |
特約
個人賠償責任保険特約 | 保険金額:1億円 | 保険料:17,710円 |
以上、10年分で344,020円になりました。
火災保険加入前に保険会社を比較しよう
住宅購入はスピードが大事。
物件引き渡しの前までに火災保険に加入しておく必要があります。

そんなパターンも多いはず。
もしまだ住宅購入前、もしくは物件引き渡しまでに時間がある場合は、【火災保険の窓口】などの比較サイトで、様々な保険会社のプランを一括比較することをお勧めします。
決める特約や保証も多いので色々迷いますが、大事なポイントは実際に火災にあったときに、どれだけの金額がもらえたら安心か、また火災が起きなかったとしても安心料としてどれだけ支払えるかが重要かと思います。
火災保険は10年は付き合っていく大事な買い物、家族で見積もりを見ながら話し合い、過不足がないようにしましょう。