無痛分娩のメリット・デメリット 分娩方法は選択できる時代だ!
こんにちは、きのこちゃんです。
突然ですが、皆さんは出産するときの分娩方法にいくつかの種類があることはご存知ですか?自分の体験や友達の話、専門家の話も織り交ぜて様々な分娩方法について記載していきたいと思います。
分娩方法は選択できる時代なのだ
出産の痛みは「鼻からスイカ」といいますが、出産が近づくにつれて不安な面も出てきますよね。


そう、分娩は痛みを伴う普通分娩以外にも、和通分娩や無痛分娩など様々な種類があるのです。
まだまだ日本では普通分娩が主流ですが、実際に出産をする妊婦さんが分娩方法を選択する機会が増えますようにという気持ちでこの記事を書きました。


無痛分娩やその他の分娩方法について、説明会で聞いたことなどを交えて紹介していきます。
色々な分娩方法

説明会で聞いた内容によると分娩方法には大枠で下記の二種類があります。
- 薬を使わない分娩→和痛分娩(ソフロロジー、ラマーズ、水中分娩などなど)
- 薬を使う分娩→無痛分娩(全身 OR 区域)
無痛分娩について

無痛分娩は正確には『硬膜外鎮痛法』という方法で、背骨にカテーテル(細い管)を通して、腰から下の部分に局所麻酔をして、陣痛及び子宮口が開く痛みをブロックする方法です。
日本での普及率と世界の状況
日本では普及率が全体の4%とかなり低いようです、これは「産みの苦しみは子供への愛情につながる」といった思想が根強く残っていたり、単純に無痛分娩を扱う病院が日本ではすごく少ない為などが原因のようです。

先進国では無痛分娩が普及している国は沢山あるそうで、欧米先進国では80%以上、お隣の国、韓国でも保険適用内で無痛分娩ができます。

無痛分娩による合併症やデメリット

まれにある合併症(200人に1人程)が下記です。
起こった場合は一週間安静にしていれば完治するそうです。
- 血圧低下
- かゆみ
- 発熱
- 硬膜穿刺後頭痛
極まれ(上記よりもっと少ない)にある合併症は下記です。
だいぶ確率は低いようですが、気になれば病院に説明を受けて納得した上で決めるのをおすすめします。
- 局所麻酔中毒
- 硬膜外血腫
合併症以外のその他のデメリットもあります。
- 児頭回旋異常の頻度が高まる → 普通分娩で3~4%が無痛分娩で6~7%
- 吸引、鉗子分娩の確率が高まる → いきむ力が弱くなる為
- 帝王切開になる可能性5~6% → 難産の時

無痛分娩の費用
わたしが受診した病院では無痛分娩料金は普通分娩+15万円でした。

状況によって(帝王切開に変更になったなど)無痛分娩ができないと判断された場合は、そのお金は返金されます。
こちらの記事で記載してますが、私は分娩台の上で無痛分娩にするか辞めるかの選択を最後まで迫られていました(笑)
おまけ:無痛分娩の歴史

1847年、スコットランドの産科医ジェームズ・シンプソンはクロロホルムという意識を朦朧とさせる薬を使い、無痛分娩を初めて行いました。
ただ当時のキリスト教社会では、
「産みの苦しみ」は、「知恵の実を食べた人間に、神が罰を与えている罰」
と、解釈されていました。
その神が与えた罰を減少させるなどとは、不信仰極まりない、という考えです。
患者の苦痛を減らすため何件かの無痛分娩を実施したが、この行為は多くの聖職者などから非難されてしまいました。。
しかしその後、シンプソンはビクトリア女王の侍医に任じられ、1953年、ビクトリア女王の出産時に麻酔を用いたことから一般にも無痛分娩が広まったそうです。


和痛分娩など妊婦友達の話











結論として和痛分娩は完全に痛みを消すわけではないこと、またイメージの部分が非常に大事だと思いました。
無痛分娩について詳しくしりたい妊婦さんへ
無痛分娩について、もっと詳しく知りたい!という方にオススメの一冊はこちら!

医学の知識がない私でもとっつきやすい内容でした。
妊婦さんの背中を押してくれる一冊になること間違えなしです。

また、無痛分娩体験記もぜひご参照ください。