【レビュー】『ファンダメンタル投資の教科書』で株式投資の勉強をしてみた感想とまとめ

2021年12月8日商品レビュー

こんにちは、きのこちゃんです。

株式投資について知りたい!と思い一番最初に手に取ったのがコチラ。

『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書』

タイトルの通り『最低限知っておきたい』知識が集約されていて非常に濃い内容で、初心者はまず読むべき一冊だと思います。

どんなことが書いてあるのか気になる人はチェックしてみてください。

  • 株式投資に興味がある人
  • 勉強せずになんとなく株を購入している人
  • 経済指標や専門用語が苦手な人
  • 株式投資をしたいけど何から手を付ければいいかわからない人

きのこちゃん
きのこちゃん
今まで『なんとなく』だった知識が『はっきり』わかるようになった気がするよ

銘柄選びに必要な情報を網羅

銘柄選びに必須なアイテム『会社四季報』

初心者には情報が多すぎてどこを見れば良いのかわからないことだらけですよね。

この本は大量な情報の中で、銘柄チェックに必要な情報を厳選してくれています。

グロース株、バリュー株、復活株

『株を買うぞ!』といっても日本の株式市場に上場している会社は約3700銘柄!

これらは大きく3つの種類に分類できます。

  • グロース株
  • バリュー株
  • 復活株

そしてその特徴も記載されているので、自分が投資したいタイプの株に集中して選ぶことができますね。

倒産危険度チェック

『この株気になる!』となったら、安全かどうか確認する必要がります。

四季報の財務状況から「倒産危険度」をチェックするするための項目が紹介されています。

  • 自己資本率が50%以上 →OK!
  • 現金同等物が有利子負債の60%以上 →OK!
  • 営業キャッシュフローが二期以上マイナス →NG!
  • 累積損失(利益余剰金のマイナス)がある →NG!
  • 債務超過(自己資本率マイナス) →NG!
  • 1株益が3年以上赤字 →NG!
  • 継続企業の前提に重要事象/疑義注意 →NG!

これをチェックしておけば倒産の危険性がある会社を選ぶ危険性が減りますね。

TOBに注意!

「上場企業の子会社」と「オーナー企業」はTOB(株式公開買い付け)に注意!

株価低迷時にオーナー企業がTOBを行い、非上場化をする危険性があります。

きのこちゃん
きのこちゃん
株を手放したい!と思った頃には株価は低迷中で、そのまま価格が上がらず塩漬けになったら…悲惨だ…

外国人持株比率、投信持株比率

これらの比率が多い企業は外国人・投資信託から優良企業とみなされていて、その比率は株価にも大きく影響します。

比率は数%がベスト!

  • 持株比率が多い → 急落の可能性
  • 持株比率増える → 上昇の可能性
  • 持株比率減少 →下落圧力の可能性

決算短信で必要な情報だけに絞った解説

決算短信とは、企業の決算内容のサマリー情報が速報で、四半期に一度開示されます。

四季報では追えないタイムリーな情報や詳細情報を把握することができます。

原則として決算日から45日以内に提出されます。

チェックすべき点は以下の通り

  • 最新の業績: 売上・利益を予想値と比較、業績予想修正にも注意
  • 経営成績などの概況: 業績の理由をチェック
  • 貸借対照表: 資産・負債・純資産
  • 損益計算書: 費用・利益・収益
  • キャッシュフロー計算書: 営業活動CF・投資活動CF・財務活動CF *1
  • セグメント情報:事業・地域ごとの業績・国ごとの売上比率 *2

*1:投資CFがプラスの場合はその原因を要確認、財務CFがプラスの場合は借り入れが前向きなものか要確認

*2:事業セグメントで主力事業が好調かなどが判断できる、国セグメントで海外売上が多いと業績に為替の影響を受けやすいなど判断できる

きのこちゃん
きのこちゃん
貸借対照表とか専門知識が必要そうだけど、見るべきポイントがまとまっているから助かるね!

数字が苦手な初心者にも分かりやすい各指標の説明

銘柄選びの際に必ず出てくる指標の中でも必要な下記の指標について説明されています。

  • PER
  • PBR
  • ROE
  • 配当利回り

きのこちゃん
きのこちゃん
数字嫌いだから、この指標で挫折しがちな私だけど、丁寧に読むとどう使えばよいかが明確になったよ

PER - Price Earning Ratio

PER = 株価 / 一株あたりの当期純利益

*『当期純利益』は予想値を使う

  • フロー指標:今後獲得予定の利益による指標
  • 利益変動が大きいと上下にブレてしまう
  • 業績が安定していない(赤字)企業では評価できない
  • 全上場企業の平均値:15~20倍
  • 妥当水準:10倍前後(利益が落ち着いていて成長がほとんどない企業)
  • 高PERでも、将来大きく成長すると判断され買われることも
  • 低PERの場合、株価が下落していないかチェック!

PBR - Price Book value Ratio

PBR = 株価 / 一株あたりの純資産

  • ストック指標;すでに存在する資産の指標
  • PBR1倍が株価の上下値目処になることが多い
  • 割安水準:1倍割れ
  • 高PBRは市場が利益や成長性を高評価した結果なので割高ではない
  • 低PBRの場合、毎月黒字計上か?借入状況、営業CFなどをチェック

ROE - Return on Equity

ROE = 当期純利益 / 自己資本(純資産)

  • 自己資本を手元にどのくらいの利益を稼ぐか
  • 株価の大小に関わらず同じものさしで収益力を図れる
  • ROEが高いと将来の収益性が見込まれ株価が上昇しやすい

配当利回り

配当利回り = 一株あたりの配当金(予想)/ 株価

  • 購入時の株価で配当金により何%の現金収入を得られるか
  • 何年間で投資元本が回収できるか
  • 株価下落→配当金目当ての買い増加→株価の下支え(下値目処がわかる)

配当性向

配当性向(%)= 一株あたりの配当金 / 一株あたりの当期純利益 x 100

  • 来季以降の支払金支払余力
  • 妥当水準: 50%以内

成長株投資の手順

高成長株は急成長の反面、成長鈍化の予想で急落する可能性もあるので慎重な銘柄分析と最新情報のチェックが必要です。

高成長銘柄を見極めるポイント

  • 高成長:過去3年以上+当期以降も売上・利益が増加
  • 高収益力:ROE10%以上、ROA(総資産利益率)5%以上をキープ
  • 将来の成長余地:売上高や総資産がまだおおきくないか?
  • 株価の上昇余地:株価がまだ大きく上昇していないか?

保有中の注意点

  • 業績予想にマイナスや下方修正がないか最新情報をチェック
  • 株価が急落した銘柄を持ち続ける(塩漬け)はNG

大失敗しない売り方・買い方

業績のよい成長株を選んで投資したのに株価が下落、含み損を抱えてしまうという大失敗を避けるための売り方・買い方について記載されています。

成長株なのに株価が上昇しない理由

  • 株価の先見性:実際の業績が予想より悪いことを株価が織り込んでいる
  • 下降トレンド:業績が予想通り好調でも株を売りたい投資家が多いため

需要 < 供給で下降トレンドの要因とは

  • 日本経済-世界経済全体の景気悪化
  • 裁定解消売りによる株価の下落圧力
  • 信用取引整理のための売り
  • 株価下落時のパニック売り
  • 単に不人気である

業績と株価が反する場合は株価トレンドを信じるのが正解だそうです。

下降トレンドでの対応

  • 保有中 →一度売却して様子見
  • 新規買い →買わずに様子見

なぜ下落しているのか原因を見極めた上でトレードしていく必要があります。

初心者は読むべき一冊、でも…

すべて読み終えて、タイトルの『最低限知っておきたい』に納得しました。
逆に言えば、この本に記載されていることを知らないまま株取引をすることは、ちょっと危険だとも言えます。

きのこちゃん
きのこちゃん
コロナ相場で適当に個別株買ってちょっと上がってラッキーってのはあったけど、相場がいつも同じとは限らないもんね…おそろし…!

今まで『なんとなく』株を買っていた人ほど、読むべき本だと思います。

ただ、言えるのは読んだだけでは完全に学んだとは言えません。

実際に会社四季報を手に取り企業分析をして、チャートで株価トレンドをみて、決算短信の業績確認し値動きがどうなるか等の実践を経ることで、使いこなせるようになる知識だと思います。

きのこちゃん
きのこちゃん
当たり前だけど一回読んだだけでうまいトレードができるってことでは決してない。

この本で株にますます興味を持ったら、早速四季報で気になる株をチェックしてみましょう!

きのこちゃん
きのこちゃん
良い銘柄に出会えますように!

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